再確認。
- Noriko.
- 2015年12月4日
- 読了時間: 6分
※ 本日の記事は長文になります。 ご了承下さいませ。
では、本文へ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「絵を描く事で、プロになりたい。」
「プロ」という物がどういう物なのか?
何処からが「プロ」なのか?
その線引きは、人によって違うものだと思う。
その線引きさえもハッキリと出来ず、漠然とした願望を持っていた、若かりし頃。
未だ、「プロ」の定義は漠然としてるんですが…(笑)
20歳代の頃は、仕事の忙しさで絵を描く事さえ出来ず…というよりも、忘れ、
30歳で結婚して、少しずつ「自分の時間」を作れる様になり、とにかく絵を描く事が好きで、楽しくて、
夢中になっていた頃を思い出して再び描き始め…
実物では無く、画像という形だけれど、色々な方に作品を見て貰える様になり…
また、若かりし頃の願望が蘇った事もある。
描く事が好きで、作品を見て頂ける事が嬉しくて。
人それぞれ好みもあるだろうけれど、見て頂く方にも驚いて貰ったり、楽しんで貰ったり…
作品を「好き」になって頂ける事で、モチベーションが上がって、私はまた描きたくなる。
一つの作品と向き合う時間が長期間になる時、たまに,
「なんで、こんな事をしてるのだろう?」
と思う事も、正直ある。
色々な作家さんの素晴らしい作品を見て、羨んだり…
幅広い活動をされている姿を見て、嫉妬したり。
そんな事も多々ある。
私だって、人間だもの(笑)
もっと上手く描きたい。
もっと活動の幅を広げたい。
色々な事がしてみたい。
「絵を描く事が好き。」
その気持ちだけは私の中に「芯」としてありつつ、視野を広げてみると、
かなり自分の気持ちがグラグラ揺れている事も自覚している。
いくら年齢を重ねても、結果はどうであれ挑戦する事は出来るだろう。
ずっとそう思っていた。
今でも、そう思っている。
でも、昔と今では変わってしまった事も沢山。
私は結婚して主婦になり、家庭を支える一員。
今、こうして「絵を描く事」が出来るのも、夫の理解があり…
言葉は殆ど無いけれど、いざという時には必ず応援してくれるという支えがある。
私が、絵を描く時間を作れる様になったのも、夫の理解と協力があったからだ。
口下手な夫だが、私が迷った時や困った時には話を聞き、夫もズバッと意見をくれる。
私も素直に話を聞いて、納得行かない時は反論もするけれど…
話し合いの最後には、しっかり納得している。
そこまでトコトン話し合う。
夫だけではない。
母や妹も、応援してくれる。
母は特に…目が悪いので、私が描いた作品をしっかり見る事は出来ないだろうと思うけれど、
「貴方が絵を描いている姿が好き。」
「絵を描く事は、貴方にとって大事な支えになっているんだから…。 昔から、そうなんだから…。
描く事をやめちゃダメ。」
と言って、応援してくれている。
作品を見て下さる方々にも、完成した作品だけで無く、過程から一緒に楽しんで頂いたり、
完成を一緒に喜んで頂いたり…
途中、めげそうな時には励まして頂いたり。
何より作品を「好き」になって頂けて、実際に「生の作品を見たい!」というお言葉まで頂ける様になり、
私はかなりモチベーションを上げて頂いている。
実際、私は絵を描く時に、基本は自分の好きな描きたいモチーフを選びますが、
見て頂く方々にどんな作品を描いたら、驚いて、楽しんで頂けるだろう?
その為に、どんな工夫をしよう?
何か新しい事を取り入れてみようか?
と色々な事を考えながら、ある程度の完成予想図を頭の中に描き、作業を進めながら「閃き」があれば、
ドンドン取り入れたいと思う。
今まで描いた事の無いモチーフでも、見て頂く方々に少しでも楽しんで貰えるだろうと思う物があれば、挑戦したくなる。
(因みに…現在、作業中の大型作品『千早』も様々な想いときっかけを経て、せっかく描くなら…
と、見て頂く方々に驚いて楽しんで頂ける作品を目指して描いております。文章最後に写真を添付しますね。)
そうして、今まで絵を描き続けて来ました。
そこで、思い出す。
自分の何があってもブレる事が無かった、一つの事。
「絵を描く事が好き。」
ただ、それだけ。
そして、再確認する。
今、私が居る環境。
私の周りに居てくれる人達。
そして、年齢を重ねていく毎にリアルに感じるこれから先のビジョン。
「絵を描く事が好き。」という気持ちだけで、それを職にする事が出来る程、世の中甘くない。
そんな事、十分にわかっている。
ましてや、私は主婦。
そんな私が、
「何が一番大切なのか?」
と考えたら、それは家族や支えて下さる人達。
もしかしたら、「絵を描く事」でほんの少しだけ活動の幅を広げられるかも知れない。
挑戦する事もあるかも知れない。
でも、それは一番に大切な物を守った上での活動。
今の、この環境を捨てる事を考えるまでの活動はしない。
この環境が無くなったら…描く事が出来なくなる様な気がする。
目指す物があるから、絵を描く力が伸びるのかも知れない。
実際、その力に及ぶ事は難しく、歩む歩幅は小さく、スピードは遅いかも知れないけれど、
少しでも何か自分自身の作品の力になる様な事であれば、自分なりに学ぶ事は出来るだろうし、
取り入れようとする事をやめないだろう。
「そんなの、自己満足だろ?」
と思う人も居るだろうけど、私はそれで良い。
自己満足、上等‼
私が「絵を描く事」で、作品を見て頂いた方々に驚いたり楽しんだり、何か感じて頂いたり…
画像だろうと、実物だろうと、作品を見て頂いた方々と、何か共有出来る気持ちが生まれたり…
それは、作品を見て頂いた方々の間でも。
繋がりが生まれるのが、何かのきっかけになってくれるのが、私は嬉しい。
絵を描く事は、
私の家事の合間の、生活の中の、
自分の為の大切な一時。
大切な家族を支えた上で、家族も喜んで支えてくれて、応援してくれる事。
作業過程から完成まで、そして完成した作品を驚いたり楽しんで見て下さる…
応援して下さる方々との繋がりを生み、育む事。
楽しくて、嬉しくて…
大好きな事。
だから、私は描く事をやめない。
結果として残るものは、ほんの僅かかも知れない。
もしかしたら…何も無いかも知れない。
それでも良い。
結果を求めてしまったら、色々と考えてしまって、
描く事に疲れてしまうかも知れないから。
「絵を描く事が好き。」
その気持ちだけで良いじゃないか!
今、私を取り囲む環境に、
周りに居て下さる方々に感謝する気持ちを忘れず、
描く事を、
死ぬまで、
一生続けたい。
【お読み頂いた皆様へ。】
今日のブログは、自分の中でモヤモヤした物を吹っ切り、気持ちを再確認する為に書かせて頂きました。
長文にお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。
あーーーーーっ‼︎
スッキリしたーーーーーっ‼︎(笑)
